育児グッズ
2023/10/25
子供ができたら、どんな服を用意すると良いのか悩みますよね。ここでは新生児が着る服の種類を、おすすめの服と一緒に一つ一つ紹介しています。他にも、用意する服の枚数、季節ごとの着させ方、洗濯方法についても解説。赤ちゃんの服でお悩みならぜひ見てください。
目次
新生児の服の種類は大枠で以下の5つに分けられます。
1.肌着
2.上着
3.ズボン
4.アウター(防寒着)
5.小物
これから本記事では、これら5つの服の種類について解説します。新生児とは、厳密には生後1ヶ月未満の赤ちゃんのことを指しますが、本記事ではいずれすぐに必要になる生後半年以上に着用する服の種類についても紹介していきます。
肌着とは、赤ちゃんが肌に直接身につける基本アイテムです。新生児期は日々体が大きくなるのでサイズ調整が出来るひもで結ぶタイプがオススメ。
お腹を覆うくらいの丈で、前をひもやスナップボタンで合わせるタイプが多い肌着で、どのシーズンでも出番があります。短肌着は寝かせたまま着替えさせることができるので、首がすわってないときにも着せやすいです。はだけやすいので、動きが活発になり寝かせて着替えさせることが難しくなる生後3~6ヶ月には短肌着を卒業します。
短肌着とほぼ同じですが、短肌着より裾が長く、足の指先まで覆うことができます。短肌着の上に重ねて着られることも多く、寒い時期に生まれた赤ちゃんに良く着せる肌着です。足をバタバタさせるようになるとはだけやすくなります。
日本製 2枚入り フライス長肌着 新生児肌着(ホワイト・50-60cm)
1,499円(税込)
生地作りから縫製まですべて日本国内で生産された長肌着です。吸水性に優れたやわらかな綿100%フライス生地を使用しているので、新生児期の敏感なお肌にも安心です。縫い目を外側にした、赤ちゃんのお肌に優しい『外縫い』仕様です。股のところにスナップボタンがないので、おむつ替えの回数の多い新生児の頃に便利です。<サイズ> 50-60cm(新生児~3ヶ月用) 着丈:52cm、身幅:23cm、裄丈:27cm、…
短肌着と同じく前開きの肌着です。股が分かれていて、裾の内側のスナップボタンで留めるとズボンのようになります。足を動かしてもはだけにくいのがメリットで、足をばたつかせるようになる1、2ヶ月ごろから使用することが多いです。赤ちゃんがお座りするようになるとスナップを止めるのが大変になります。
股をスナップ留めしており、お腹が出ない肌着です。前開きではなく、足が出て体にもフィットしているのでどんなに動いてもずれません。足をばたつかせる1ヶ月以降から歩くようになる2才ころまで、かなり長く使うタイプの肌着です。
肌着の上に着せる洋服です。襟元はよだれや食事や母乳の吐き戻しで汚しやすいので、襟周りの装飾が少ないものがオススメ。
ベビードレスは前開きの上着で、足の指先まですっぽり包み込んでくれます。じっとしていて動かない新生児向けのベビー服で、お宮参りにもベビードレスを着せて、上から着物をかけるのが一般的です。
前開きで赤ちゃんの太ももからふくらはぎを覆うワンピース型の洋服です。スカート状のものを「ドレスオール(ベビードレス)」、股下のスナップでズボン状になるものを「カバーオール」、スナップボタンの留め方でズボン型にもスカート型にもなる便利な服を「2wayオール」と呼びます。生後半年頃まではこの形が定番の赤ちゃん服です。
生まれて半年以上経ち、首がすわるようになるとTシャツも着られるようになります。夏であれば薄手のTシャツ一枚でも過ごせますし、春・秋の上着としても活躍。首元にスナップボタンが付いているものだと、大きな頭もスムーズに入れることができます。
寒い時期に活躍する厚手の長袖の上着です。冬場の静電気も発生しにくくなります。
オシャレをしたいときには赤ちゃん用のワンピースなんてものもあります。オムツが丸見えにならないように、股下にインナーが付いているものがおすすめです。
寝返りをうてるようになり、うつぶせになったり動き回ったりすると、上下一緒の服を脱ぎ着させるのが大変になります。ツーウェイオールも「ずりばい」や「ハイハイ」が始まると、多いボタンの開け閉めが面倒。そんなとき、ズボンは簡単に脱がせられて便利です。
暑い時期はショート丈や七分丈のズボンがおススメです。
長ズボンは夏以外の季節で着用。ハイハイで膝が擦れるが気になる月齢の時も活躍します。
アウターとは防寒着のことです。寒い冬に外へ出かけるときはアウターを用意して防寒対策しましょう。
前開きで袖がないベストは、肌寒い時期にさっと着せることができて便利。腕周りの動きを邪魔しないので赤ちゃんも快適です。
春や秋の肌寒い夜に活躍するアウターです。月齢5ヵ月くらいまでなら前開きのカーディガンタイプ、それ以降は頭からかぶるセーターが便利。
ジャンプスーツは手首・足首まですっぽりと包み込むあたたかいアウターです。寒さに厳しい時期に外出する際はダウンのジャンプスーツがおススメです。
コートは上半身だけを包み込むアウター全般のことです。ダウンコート、ピーコート、ダッフルコートなど形状は様々。上下のコーディネートを楽しめます。
少し肌寒い日にさっと着せることができるアウターです。フードが付いていて帽子代わりにもなるので、厚手のものでなければ春・秋のお出かけでも活躍します。
必ず必要なものもあれば、場合によって使う小物もあります。たくさん種類があり、用途も様々。
赤ちゃんを包み込む布のことです。特に生まれたばかりの赤ちゃんは、包まれることでママのお腹の中にいるような安心感を得ることができます。保温したり、冷たい風、日差しや紫外線から守ったりする役目もこなす便利アイテムです。
春・夏は紫外線対策のためにつばの大きい帽子をかぶり、冬はニット帽などで防寒に使います。赤ちゃんが外出するには必須のアイテム。蒸れないよう通気性のあるもの、そして赤ちゃんの頭はどんどん大きくなるので伸縮性のあるものを選ぶのがおススメです。
生後6カ月頃までの赤ちゃんは、爪で顔を引っ掻くことがよくありますが、ミトンをつけることで引っ掻き傷の防止になります。アトピーの赤ちゃんの場合は、医師と相談した上でミトンをつけるか決めましょう
日本製 新生児ジャストサイズミトン(ヒヨコ)
799円(税込)
ベビーザらスオリジナルの新生児用ミトンです。赤ちゃんの小さい手にフィットするよう小さめサイズで作られています。日本製なので敏感な赤ちゃんの肌にも安心です。ひよこ、にわとり、くま、ねこの4種類からお選びいただけます。<サイズ>丈 約8cm、幅 約5cm <素材>綿 ナイロン ポリエステル ポリウレタン製造国:日本…
寒い時期の指先の防寒対策として使います。赤ちゃんが手袋で遊んで失くしてしまうことが心配なら、ひも付きのものを持たせると安心です。
足首から膝までを覆い、保温するレッグウォーマー。気温が低く、赤ちゃんの足首が冷たくなっているときに着用しましょう。靴下のように滑ることがないので室内でも安心して使用できるのがメリットです。
寒い時期に外出する際に着用します。赤ちゃんは手足で体温調節をしているため室内ではなるべく履かないようにしましょう。成長し、靴を履くときは靴づれを起こさないよう靴下を着用するのが鉄則です。
つかまり立ちができるようになると、そろそろ公園デビューの時期。初めての靴は靴底がやわらかく、ややハイカットの形状を選ぶのがおススメです。
こちらが用意しておくと安心な服の枚数です。
・短肌着 5~7枚
・長肌着やコンビ肌着など 4~5枚
・ツーウェイオールやカーディガンなどの上着 3~4枚
・あたたかいコートなどのアウター 1~2枚
あくまで目安であり、赤ちゃんによって成長速度は違います。一度に多くの枚数を用意すると、使用しないまま赤ちゃんが大きくなって着せられなくなる服ができることも。また、アウターなど、季節によっては使用しない服もあります。成長が早い新生児は基本的に、必要になったときにその都度服を買い足していくようにしましょう。
まだ体温調節機能が発達していない赤ちゃんは、服装で上手に体温を調節してあげることが必要です。季節ごとの服の着せ方を紹介します。
短肌着の上にコンビ肌着などを重ねます。肌寒いときは更にベストやカーディガンを重ねてあたたかくし、外出時は紫外線対策のために帽子をかぶりましょう。冷えこむ日があるかもしれないので、アウターも一枚用意しておくと安心です。
基本的にはコンビ肌着一枚、または薄手のツーウェイオール一枚で大丈夫。冷房が強い場所では肌着を重ねて対策しましょう。赤ちゃんはとても汗かきなので、通気性・吸収性の良い肌着を最低5枚以上用意しておくのがおススメです。
厚手の服を一枚着せるより、薄手の素材を重ねて寒さを対策。重ねることで服と服の間に空気が入り、保温性が増します。あたたかいときには一枚脱いで、寒いときには一枚はおるなど、調整も細かく行いましょう。また、外ではあたたかい素材を使ったアウターも組み合わせて保温性を高めましょう。
新生児の服を選ぶときは、吸湿性・通気性の高い綿100%が基本です。肌着は直接肌に触れるので特に綿がおススメ。綿は糸の太さ、編み方で呼び名が変わります。綿の種類を薄手の素材から順に説明します。
素材 | 特徴 |
ガーゼ | やわらかい平織り生地 かなり通気性が良く、乾きやすい 伸縮性はやや劣る |
天竺 | 平編みの生地 通気性が良く、乾きやすい 汗の書きやすい春や夏に良い |
フライス | 伸縮性の高い編み生地 やわらかな手触り 季節を問わず着られるスタンダード素材 |
スムース | 両面リブ編み生地 生地が比較的厚く、保湿性があり、丈夫な素材 秋冬に向いている |
パイル | タオルと同じ素材でふんわりした肌ざわり 汗を良く吸収して、あたたかい 上に重ねるウェアとしても優秀 |
新生児は大人と比べてまだ肌が弱いので、洗濯方法も気をつけなければいけません。新生児の服を洗濯するときのポイントを紹介します。
大人の新品の衣類には、ホルムアルデヒドなどの化学物質が付着しています。この物質は赤ちゃんに触れると湿疹の原因になるので要注意。水に溶けて移りやすいので、赤ちゃんと大人の洗濯物は分けて洗いましょう。
水通しとは洗濯する前に一度水洗いをすることを言います。水洗いすることで新品の服はのりが取れ、生地がやわらかく肌ざわりもよくなります。また、吸水性があがり、汗やムレを吸収しやすくなるので赤ちゃんのお肌への負担も少なくなります。
赤ちゃんの肌は大人と比べてとても薄く敏感なため、乾燥や刺激に弱いです。赤ちゃん用の洗濯洗剤があるので、それを使って洗ってあげましょう。もし肌荒れなどの症状がなければ少しずつ大人用の洗剤を試して慣らしていきます。また、洗剤を選ぶときは蛍光増白剤を使用していない、仕上がりがやわらかくなるものにしましょう。
新生児は自分で服を脱ぎ着することができず、体の免疫も弱いです。更にどんどん成長して体も大きくなるため、買った服もすぐにサイズが合わなくなるかもしれません。赤ちゃんの成長速度を予測しながら、適切に服を脱ぎ着させて体温を調節してあげましょう。季節ごとに使用する服や小物をあらかじめ考えておくと安心です。