【2024年】ハイローチェアのおすすめの選び方と注目モデルを紹介 

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2024/04/17

産後の育児に役立つのが、赤ちゃんのちょっとした居場所になる「ハイローチェア(ハイローラック)」です。ねんね期の寝かしつけではベッドとして、おすわりできるようになったら椅子として、形を変えて活躍するロングユースのアイテムです。
しかし、決して安価なアイテムではないだけに、「お昼寝ならベビーベッドだけでいい?」「バウンサーとどちらがいいのかな」と、購入を悩むママ・パパも多いかもしれません。

そこで今回は、ハイローチェア(ハイローラック)の魅力や選び方のコツのほか、活用方法や注目アイテムについて、日本トイザらスのベビー商品部 シニアバイヤーの大河平 里砂が紹介します。

<ハイローチェアについて教えてくれた人> 

日本トイザらス株式会社 ベビー商品部 シニアバイヤー 大河平 里砂

育児アイテムの進化は目覚ましいものがあり、毎年ママやパパの育児を楽しくしてくれるような、便利で役立つアイテムがたくさん登場しています。トイザらス・ベビーザらスでは、さまざまなハイローチェアを取り揃えていますので、お店で実際に目にし、サイズ感や機能性などを確かめてみてくださいね! 

目次

ハイローチェア(ハイローラック)とは?

ハイローチェア(ハイローラック)は、赤ちゃんの寝かしつけやあやしに使える便利な育児アイテムです。スウィング機能や高さ調節機能があるのが特徴で、新生児期から4歳くらいまで長く使うことができます。
ハイローチェア(ハイローラック)の基本的な使い方には「簡易ベッド」と「ベビーチェア」があり、それぞれの使用時期は下記のとおりです。

簡易ベッド:新生児期~寝返り前まで

寝返りをするまでの新生児期は、簡易ベッドとして使うことができます。
寝ているのが仕事、といっても過言ではないこの時期は、1日のほとんどがねんねの時間。赤ちゃんは昼夜の区別なく、3~4時間寝ては、排泄、授乳、そして睡眠を繰り返します。

ハイローチェア(ハイローラック)の角度をつけないフルフラット時は、新生児期の赤ちゃんの仮眠場所にぴったり。ゆらゆらと揺れるスウィング機能で寝かしつけをサポートしてくれます。また、移動式のキャスターがついたタイプなら、部屋から部屋への移動もスムーズです。ベビーベッドに比べてコンパクトなサイズ感なので、スペースに余裕のない書斎やキッチン、ダイニングなど置き場所も選びません。

ママ・パパにとっても、慣れない赤ちゃんのお世話で腰や肩を痛めがちな新生児期。ハイローチェア(ハイローラック)の高さを高くしておくことで、体の負担が少なくおむつ替えができるほか、幼いきょうだいやペットからも赤ちゃんを守ることができます。

ベビーチェア:腰がすわった頃~4歳まで

赤ちゃんの腰がすわって一人でおすわりできるようになったら、シートをリクライニングさせてベビーチェアとして使用できます。
通常、ハイローチェア(ハイローラック)には簡易的なテーブルがついているので、離乳食を食べ始めるタイミングで椅子としての使用に切り替えるケースが多いでしょう。赤ちゃんと同じ目線で離乳食をあげることができ、コミュニケーションも深まります。

また、最近はママ・パパの生活スタイルが変わったことで、昼間の赤ちゃんの居場所をフレキシブルに変えられるハイローチェア(ハイローラック)の活躍の幅は広がりました。

テレワークを導入する企業が増えたことで、ママやパパが家で仕事をするための場所を確保しなければならなくなったからです。寝室の一部に簡易的な仕事場を作ったり、リビングのテーブルで仕事をしたりと、今ある設備をフル活用して対応している家庭も少なくないようです。家の中を自由に移動できるハイローチェア(ハイローラック)があることで、近くで赤ちゃんがいながら仕事に集中できる環境づくりが可能になります。

ハイローチェア(ハイローラック)の主な種類

ハイローチェア(ハイローラック)には、「手動タイプ」と「電動タイプ」があります。手動と電動では機能にも価格にも違いがあるため、生活スタイルなどに応じて選ぶのがおすすめです。それぞれの特徴は下記のとおりです。

手動タイプ

手動タイプは、赤ちゃんを寝かせてスウィングする寝かしつけの機能を手動で操作するハイローチェア(ハイローラック)です。大人が手でシート部分をつかみ、優しく前後に動かしてスウィングすることができます。

電源がなくても動かせるため、場所を選ばず使えるのが手動タイプの最大のメリット。電動タイプに比べて価格も控えめです。ただし、赤ちゃんをあやすのに必ず人の手が必要なため、揺れが止まるとぐずってしまう赤ちゃんの場合は、そばから離れられないこともあるかもしれません。

電動タイプ

電動タイプは、自動で前後にスウィングするハイローチェア(ハイローラック)です。赤ちゃんの様子を見ながらスウィングスピードや揺れ幅を調節しておくこともできます。手動の場合と異なり、一定のリズムで揺れ続けることができるので、赤ちゃんにとっても心地良いでしょう。

中には、クラシックや童謡を中心とした音楽機能がついているものも。赤ちゃんが寝ているあいだにちょっとほかの家事を済ませたいときや、上の子にまだ手がかかるご家庭などには電動タイプがおすすめです。
ただし、手動タイプに比べて価格は高めに設定されています。また、電源がないと使えないため、家の中での置き場所は制限される点には注意が必要です。

ハイローチェア(ハイローラック)とバウンサーとの違い

ハイローチェア(ハイローラック)とバウンサーは、どちらも赤ちゃんの居場所として育児をサポートしてくれるアイテムですが、どのような違いがあるのでしょうか。

最も大きな違いは、バウンサーは原則として起きている赤ちゃんを揺らしてあやすために使われ、ハイローチェア(ハイローラック)はこれから寝ようとする赤ちゃんを寝かしつけるために使われる点です。
そのため、バウンサーはだいたい生後1〜24ヵ月くらいまでの使用が目安で、大きくリクライニングはできず、食事用のテーブルもついていません。

また、バウンサーは、片手でさっと持てる2kg程度のものが主流ですが、ハイローチェア(ハイローラック)は機能が多彩で頑丈なため比較的重量があり、10kgを超えるものが一般的です。キャスター付きなので部屋間の移動はスムーズですが、階をまたぐ場合や旅行への持ち運びなどには適していません。

ハイローチェア(ハイローラック)の利用がおすすめの理由

ハイローチェア(ハイローラック)は、育児に慣れない新生児期から、さまざまなシーンでママ・パパを助けてくれるアイテムです。続いては、ハイローチェア(ハイローラック)の利用がおすすめの理由についてご紹介します。

赤ちゃんの気分転換になるから

体調は良さそうなのに、おむつを替えても、授乳をしても、着替えさせてもなんとなく不機嫌…。そんなときの赤ちゃんは、もしかしたらちょっと退屈なのかもしれません。ハイローチェア(ハイローラック)を外が見える位置まで移動させたり、スウィング機能を使って本体を動かしたりすると、気分転換になってご機嫌が良くなります。

心地良い揺れで寝かしつけができるから

なかなか寝ない赤ちゃんの寝かしつけは、育児の中でもかなりパワーを消耗するもの。ハイローチェア(ハイローラック)があれば、ママ・パパの腕の中のような寝心地と穏やかな揺れで、赤ちゃんを優しく寝かしつけてくれます。

ママ・パパの体を休めることができるから

特に新生児期は、四六時中抱っこをしていたら手や腰が悲鳴を上げてしまったという先輩ママ・パパも多いものです。ママやパパの抱っこの代わりに赤ちゃんをあやしてくれるハイローチェア(ハイローラック)は、少し自分の時間を作りたいときにも便利です。

ハイローチェア(ハイローラック)を購入する前の注意点

とても便利なハイローチェア(ハイローラック)ですが、購入前に知っておきたいポイントもあります。購入を検討する際の参考にしてみてください。

広いスペースが必要

ハイローチェア(ハイローラック)はベビーベッドよりはコンパクトですが、新生児を安全に保護するためのしっかりしたつくりになっているため、それなりに置くためのスペースが必要です。電動にしたり、テーブル付きにしたりと、機能が増えれば増えるほど場所をとり、住環境によっては置き場所に困るかもしれません。
置きたいと思っている場所に十分な広さがあるか、移動のための動線をしっかり確保できるかといったことは、事前に確認しておく必要があります。

赤ちゃんによっては合わないこともある

あらゆるアイテムにいえることですが、ハイローチェア(ハイローラック)もすべての赤ちゃんが喜んで使うとは限りません。「ハイローチェア(ハイローラック)に寝かせると泣いてしまう」「思いのほか寝返りをするのが早く、ベルトをすると嫌がるので使えなかった」といった先輩ママ・パパからの声も少なくありません。

ハイローチェア(ハイローラック)の選び方のポイント

ハイローチェア(ハイローラック)には各メーカーからさまざまな商品が登場しています。ご家庭に合ったハイローチェア(ハイローラック)を選ぶ際には、下記の4つのポイントを確認してください。

使いやすさや素材

ハイローチェア(ハイローラック)は、日常よく使うものなので、操作がシンプルでわかりやすいものが便利です。リクライニングの調整方法、乗せ降ろしのしやすさ、ベルトのとめ方をはじめ、電動タイプなら動かし方・止め方など、機能を一通りチェックしましょう。
また、赤ちゃんの汗やはき戻し、おむつ漏れ、離乳食の食べこぼしなどを受け止めるシートは、洗いやすく乾きやすい素材であることも重要です。丸ごと洗濯できる素材で、汗かきの赤ちゃんが快適に過ごせるメッシュ素材やタオル素材などがおすすめです。ほかにも、衝撃吸収生に優れた素材なども登場していますので、気になる方はチェックしてみてください。

移動のしやすさ

部屋から部屋へ移動させ、ママ・パパのそばで使うハイローチェア(ハイローラック)。動かしたときの安定性、静音性のほか、床を傷つけないことも大切です。特に、部屋間でハイローチェア(ハイローラック)をよく移動させるご家庭の場合は、キャスターが大きなチェックポイント。ラバー付きのキャスターは床に優しく音が静かです。
また、360°回転する回転式キャスターは、固定式キャスターと比べて方向転換もしやすく動きもスムーズといった特徴があります。

スウィングの音

赤ちゃんが心地良く眠るためのスウィング機能。スウィングの音で赤ちゃんが起きてしまっては本末転倒です。ギシギシしないか、モーター音がしないかといったこともチェックしておきましょう。

インテリア性

ハイローチェア(ハイローラック)をリビングに置くと、それなりの存在感があります。長く使うことを考えて、部屋にマッチする色やデザインを選びましょう。

お手入れのしやすさ

ハイローチェア(ハイローラック)のおむつ漏れや食べこぼしなどによる汚れは、避けられないもの。シートやトレーの着脱はスムーズに行えるか、ベルトやシートカバーが取り外して洗えるかといった点を確認します。

ハイローチェア(ハイローラック)を利用する際の注意点

ハイローチェア(ハイローラック)の利用時には、守っておきたい注意点があります。利用の際には下記の点に注意してお使いください。

ベルトをしっかり装着する

ハイローチェア(ハイローラック)は、新生児から4歳頃まで使用ができ、動きの少ない新生児のあいだはベッドとして使用ができます。しかし、地震や人との接触などで大きく揺れたり、思わぬ動きをしてベッドから抜け出す形になったりすると、落下の危険も。
寝返りをする時期もその子によってさまざまですから、ハイローチェア(ハイローラック)に赤ちゃんを寝かせる際は必ず肩ベルト、腰ベルト、股ベルトをするようにしてください。

月齢に合わせて使う

ハイローチェア(ハイローラック)は、月齢に合わせてリクライニングと高さを切り替えることができます。それぞれの機能には適した月齢が商品ごとに設定されているため、必ず守りましょう。

新生児のうちからリクライニングさせる、自力で動けるようになっても高い位置でベッドとして使うなど、誤った使い方は赤ちゃんの安全に関わります。

長時間の使用は控える

ハイローチェア(ハイローラック)は、あくまでも日中の赤ちゃんの居場所です。長く寝るようになった赤ちゃんのベビーベッド代わりに使用するなど、長時間の利用は推奨されていません。1回30分から1時間程度、1日の使用時間は合計3〜4時間程度を目安にすることをおすすめします。

こまめに様子を見る

ハイローチェア(ハイローラック)のシートは、赤ちゃんを包み込むように作られています。思わぬ動きで顔がシートに埋もれてしまうと、窒息の危険性が高くなるため注意が必要です。また、シートベルトをしていても、何らかの衝撃で赤ちゃんが落下する可能性はゼロではありません。ママ・パパがその場を離れないよう、目を配るようにしましょう。

【2024年最新】トイザらス・ベビーザらスのバイヤーがおすすめするハイローチェア(ハイローラック)

ここからは、数々のハイローチェア(ハイローラック)を見比べてきたトイザらス・ベビーザらスのバイヤーがおすすめする2024マストバイのハイローチェア(ハイローラック)をご紹介します。

コンビ 「ネムリラ コードレス AUTO SWING SS+ ナチュラルベージュ」
自動で揺れるコードレスのラックにベビーザらス限定モデルが登場! 

<商品概要> 
商品名:ネムリラ コードレス AUTO SWING SS+ ナチュラルベージュ 
商品サイズ:W525×D690~925×H690~1075mm(ハイ)、W525×D835~945×H410~790mm(ロー) ※最小値は幌を含まず
対象年齢:新生児~4歳頃(体重18kg以下) 
重さ:12.9kg 
スウィングタイプ:電動(コードレス)

人気のネムリラシリーズから、コードレス対応モデルが登場。赤ちゃんの体重に合わせてセンサーが対応し、ママの心拍数に近い眠りやすいスウィング周期(1分間に約69回)に自動でゆらゆら。コードレスだから動く場所が制限されたり、移動時にコードに引っかかったりする心配もなく、抱っこのような理想の揺れを実現してくれます。 

吸水速乾生地のやわらかいインナークッション搭載で赤ちゃんも快適。その下のシートクッションはリバーシブル仕様で、気分に合わせてデザインチェンジ!どちらのシートも洗濯機で丸洗いも可能なので、いつでも清潔をキープできます。 

遮光性に優れた幌は、角度を自由に調節できるので赤ちゃんの眠りに合わせて理想的な暗さに。天気の良い日の日差しもしっかり遮ってくれます。 

<トイザらス・ベビーザらス限定ポイント> 
優しいカラーのナチュラルベージュは、トイザらス・ベビーザらスの限定モデル。落ち着いた雰囲気で赤ちゃんもぐっすり眠れそうです。 

コンビ ネムリラ AUTO SWING Simplight マーブルグレー
ママの心拍数に近いスウィング周期でリラックス

<商品概要>
商品名:ネムリラ AUTO SWING Simplight マーブルグレー
商品サイズ:W520×D630~870×H690~1020mm(ハイ)、W520×D820~880×H410~740mm(ロー)対象年齢:新生児~4歳頃(体重18Kg以下)
重さ:11.4kg
スウィングタイプ:電動

「ネムリラ AUTO SWING Simplight マーブルグレー」は、オートスウィング機能付きのハイローチェア(ハイローラック)。ぐずっていた赤ちゃんも、ママの心拍数に近い揺れと自動で流れる7曲のメロディでいつの間にか夢の中へ。新生児期の寝かしつけからお昼寝、離乳食用のハイチェアと、形を変えながら幅広く活用できます。背もたれリクライニングは、ステップと連動しながら5段階に変化。使う場所に合わせてハイポジションからローポジションまで、高さ調節も可能です。

本体左サイドのパネルで、スウィングの揺れ幅や音量を調整できる。
キャスターは車輪をロックし、固定するブレーキ機構付き。ラバー付きで床を傷つけず移動もスムーズに。
かさばるイメージのハイローチェアですが、使わないときはコンパクトに収納できます。

<トイザらス・ベビーザらス限定ポイント>
インテリアになじみやすい落ち着いたマーブルグレーが基調に。トイザらス・ベビーザらスの限定モデル。

アップリカ ユラリズム スマート AB Be LIMITED クラウングレー
リクライニングとステップが連動!
赤ちゃんの首を支え、頭を守る「新生児ピロー」付き。

<商品概要>
商品名:アップリカ ユラリズム スマート AB Be LIMITED クラウングレー
商品サイズ:W54.5×D90×H100cm
対象年齢:0歳~4歳/体重18kg以下
重さ:10.4kg
スウィングタイプ:手動

「ユラリズム スマート AB Be LIMITED クラウングレー」は、5段階のリクライニング機能と6段階の高さ調節付きで、赤ちゃんの成長とご機嫌に合わせて細かく設定を変更できます。リクライニング機能は足を置くステップに連動しているため、本体を片手でサッと起こすだけで赤ちゃんの快適な姿勢をキープできるので、お世話するママ・パパも便利!やわらかく厚みのあるクッションシートをはじめ、新生児マット、新生児ピロー、肩ベルトカバー、股ベルトカバーは、すべて洗濯機で丸洗いが可能です。

やわらかな赤ちゃんの体を優しく支えるシートは、厚みがあって感触も心地良い。
6段階の高さ調節は片手でサッと行えるので、赤ちゃんをすぐに快適な姿勢にしてあげられます。
取り外しのできるテーブル付き。成長するにつれて高さをダイニングテーブルに合わせれば、食事を楽しむキッズチェアに!

<トイザらス・ベビーザらス限定ポイント>
未熟な赤ちゃんの首を優しく支え、やわらかい頭をしっかりと守ってくれる新生児ピロー付き。

ハイローチェア(ハイローラック)はママ・パパもご機嫌にしてくれるおすすめアイテム!

赤ちゃんを授かって、初めてハイローチェア(ハイローラック)の存在を知ったというご家庭も多いのではないでしょうか。生後すぐから、4歳まで長く使い続けることができるハイローチェア(ハイローラック)は、赤ちゃんのお気に入りの場所として育児中のママ・パパにも役立つアイテムです。
各メーカーから価格や機能など、さまざまなタイプが登場していますので、ハイローチェア(ハイローラック)を購入される際にはまず実物をお店で見て、使用イメージを膨らませてから検討されることをおすすめします!

トイザらス・ベビーザらスの「ハイローチェア(ハイローラック)製品」について詳しくは以下のページもご覧ください。 

ハイローラック, バウンサー・ハイローラック -ベビーザらス | マタニティ・ベビー用品の通販 

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