おむつのサイズ選びのポイントは?サイズアップのタイミングも紹介

子育て基礎知識

  • おむつ

2023/05/11

トイレトレーニングの完了まで長い付き合いになる赤ちゃんの紙おむつ。おむつの選び方で重要なことは、赤ちゃんの体に合ったものを選ぶことです。しかし、おむつはサイズ展開が豊富でどれを買うべきか悩む方も多いのではないでしょうか。同じサイズを使い続けていたら、いつの間にか赤ちゃんに合わなくなっていて漏れてしまった…といったことも珍しくありません。
そこで今回は、ピッタリサイズのおむつを選ぶために知っておきたいポイントや、サイズアップを考える時期についてご紹介します。

おむつのタイプとサイズの目安

おむつを買うときは、赤ちゃんの体重をもとにサイズを選びます。というのも、各種メーカーのおむつのサイズは、体重を目安に作られているからです。
また、おむつには、「テープタイプ」と「パンツタイプ」の2種類があります。テープタイプは、寝かせた状態でおむつ替えができるため、新生児からねんねの時期によく使用されます。たくさん動くようになってきたら、立ったままおむつ替えができるパンツタイプに切り替えていくことが一般的です。

下記に、タイプ別のおむつのサイズ目安を表にしました。メーカーによって、適用体重が多少前後したり、赤ちゃんの体型によってピッタリサイズが変わったりすることもあるため、あくまで目安として参考にしてください。

■【テープタイプ】おむつのサイズ目安

サイズ適用体重1日あたりの使用枚数成長の目安
新生児5kg未満10~15枚ねんね
S4~8kg6~9枚ねんね
M6~11kg6~9枚寝返り・おすわり・はいはい
L9~14kg6~9枚たっち


■【パンツタイプ】おむつのサイズ目安

サイズ適用体重1日あたりの
使用枚数
成長の目安
S4~8kg6~9枚ねんね
M6~11kg6~9枚寝返り・おすわり・はいはい
L9~14kg5~7枚たっち
ビッグサイズ12~22kg5~7枚たっち
ビッグより
大きい
15~28kg5~7枚たっち
卒業パンツ12~22kg5~7枚トイレトレーニング

おむつ選びのポイント

おむつ選びは、赤ちゃんの体重を目安にすることが第一ですが、メーカーによってさまざまなラインナップがあるため、どのように選んだらいいのか迷うケースも多いでしょう。続いては、おむつ選びのポイントを、5つご紹介します。

サイズは赤ちゃんの体重で選ぶ

基本的には、サイズの適用体重と、現時点の赤ちゃんの体重を照らし合わせてサイズを選びます。どのメーカーもテープタイプのサイズ感はほぼ変わりませんが、パンツタイプの場合は、同じサイズでもメーカーによって若干体重表記が異なることもあるため、おむつをはかせた後でフィット具合を確認することをおすすめします。
赤ちゃんの体に合わないサイズのおむつを使い続けると、肌がこすれたり、おむつがずれて漏れてしまったりします。サイズが合っているかどうかの目安としては、テープならおなか周りに指1、2本入る程度の余裕があるサイズ、パンツタイプならおなかや太ももにおむつの跡が残らない程度のサイズがベストです。

テープタイプかパンツタイプかは成長度合いで選ぶ

Baby’s feet. Little child wearing white bodysuit and diaper. Cozy morning bedtime at home.

テープタイプは、新生児の頃からねんねの時期まで使用することが多いです。赤ちゃんを寝かせたままおむつ替えができるため、赤ちゃんがぐっすり眠っているときのおむつ替えに便利です。赤ちゃんのおなかに合わせてテープで止める仕様なので、赤ちゃんの体型に合わせて調整できます。赤ちゃんが成長し、動きが大きくなってくると、おむつがずれたり、おむつ替えがしづらくなってきたりします。

一方のパンツタイプは、足を通してはかせるだけなので、たくさん動く赤ちゃんのおむつ替えに最適です。おなかや太ももにしっかりフィットする作りになっているため、赤ちゃんも動きやすく快適に過ごせます。ただし、テープタイプに比べると、一枚あたりのおむつの単価が高くなってしまいます。

肌への優しさを重視して素材を選ぶ

赤ちゃんのデリケートな肌を守るため、できるだけ肌触りの良いおむつを使いたいという考えでおむつを選ぶこともできます。実際に、赤ちゃんの肌を考えたオーガニックコットンなどの素材を使ったおむつも市販されています。
ただし、一般的なおむつに比べるとどうしても値が張る傾向があるため、家計と赤ちゃんの肌の状態を考慮しておむつを選ぶといいでしょう。

コスト面から選ぶ

おむつ選びは、コストパフォーマンスの点でも重要です。一般的な一日のおむつ替えの頻度は、新生児は10~15枚、ねんね、おすわり、はいはいの時期で6~9回、たっち以降は5~7回程度といわれています。特に新生児のうちは、おしっこやうんちの回数が多く、おむつ替えの頻度も高くなります。また、漏れてしまったり、かぶれが気になったりすれば、その分多く消費することもあります。

赤ちゃんの肌の状態に問題がなければ、家計に優しいおむつを選ぶのもひとつの手。上の子のおむつがまだ取れていないなど、おむつ代がかさむ場合はコストを検討することも大切です。
ただし、安いからといってまとめ買いするのはおすすめしません。赤ちゃんの肌に合わない可能性もありますので、まずは少量パックで試して問題ないかを確かめましょう。

吸水力や機能で選ぶ

赤ちゃんの成長とともに、1度のおしっこの量やうんちの状態は変化します。サイズ感は変わらなくても、よく漏れるようになったり、不快な様子が増えたりしたら、吸水性が高いおむつや後ろ漏れ防止機能があるおむつを選ぶことをおすすめします。
また、夜まとめて寝るようになると、吸水力や耐久時間もおむつ選びのポイントになります。おしっこをした後に寝返りを打っても漏れにくい機能性の高いものを選びましょう。

おむつのサイズアップのタイミングは?

赤ちゃんのおむつは、どのタイミングでサイズアップすればいいのでしょうか。赤ちゃんの月齢が同じでも、身長や体重、動きの活発具合、おしっこやうんちの量などには個人差があるため、一概に「◯ヵ月になったらサイズを替えよう」とはいえません。
ここでは、おむつのサイズアップの目安をご紹介します。あてはまるものがあったら、サイズアップを検討してみてください。

<おむつのサイズアップの目安>
・体重が増え、今使っているおむつの適用体重を超えた
・おなかのテープを一番外側で止めるようになった
・おなか周りや太ももがきつくなって、1本分の指が入らなくなった
・おなか周りや太ももに、おむつの跡がつくようになった
・股上が足りなくなった
・おしっこの量が増えた
・うんちの形状が変わってきた
・おしっこやうんちが漏れることが増えた
・夜、まとめて寝るようになった
・離乳食をとるようになった

テープタイプからパンツタイプへの切り替え時期は?

テープタイプからパンツタイプへの切り替え時期は、明確な決まりはありません。一般的には、成長とともに手足をバタバタさせて活発に動くようになったり、寝返りを打つようになったりしたら、テープタイプからパンツタイプへ切り替える家庭が多くなります。というのも、ねんね期では楽だったテープタイプのおむつ替えが、赤ちゃんの成長とともに大変になってくるからです。

参考までに、テープタイプからパンツタイプへの切り替え目安をご紹介します。あてはまる項目があったらそろそろパンツタイプへの切り替えサインかもしれません。

<テープタイプからパンツタイプへの切り替えの目安>
・動きが活発になった
・おむつ替えが大変になった
・テープがずれて、何度も止め直すようになった
・テープの締め付けがきつそうで心配
・つかまり立ちをするようになった

おむつのストックは適量がベター

おむつを購入するときは、赤ちゃんの成長の様子を見ながら、適量をストックするようにしましょう。赤ちゃんは、日々驚く程の早さで成長します。特に0歳のうちは、体の大きさも体つきもどんどん変わり、それに合わせておむつもサイズアップしていきます。「毎日たくさん使うから」と大量に同じサイズのおむつをストックすると、結局使わずに余ってしまうことになりかねません。

赤ちゃんの成長に合わせて適切なおむつ選びを

おむつ選びは、赤ちゃんの体に合っているかどうかが重要です。合わないおむつでは、うんちやおしっこが漏れるだけではなく、赤ちゃんの肌がこすれてしまうことも。
おむつはサイズの目安はあるものの、赤ちゃんの体型や成長度合いなど、一人ひとり個性があります。赤ちゃんの成長や、おしっこ・うんちの状態を観察しながら、適切なおむつを選びましょう。

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