子育て基礎知識
知育・教育
2024/07/19
子どもが補助輪なしで自転車に乗れるようになったら、幼児向けのキッズ自転車から小学生向けのジュニア自転車へ買い換えを検討するご家庭も多いでしょう。また、子どもの小学校入学を機に、ジュニア自転車の購入を考えるママ・パパも多くいます。
子どもの自転車を購入する際には、お子様の体に合ったインチサイズを選ぶことが大切です。また、小学生向けのジュニア自転車は、幼児向けキッズ自転車とはまた違った選び方のポイントと注意点があります。
ここでは、ジュニア自転車に切り替えるタイミングや、知っておきたいポイントを解説します。さらにおすすめのジュニア自転車についてもトイザらスの自転車担当バイヤーが紹介しますので、自転車選びの参考にしてください。
<教えてくれた人>
トイザらス・自転車担当バイヤー 尾崎健輔
「スポーツタイプからキャラクター自転車まで幅広いラインナップを取り揃えています。きっとお子様にぴったりな一台が見つかると思います。是非、初めての自転車はトイザらスで!」
「スポーツタイプからキャラクター自転車まで幅広いラインナップを取り揃えています。きっとお子様にぴったりな一台が見つかると思います。是非、初めての自転車はトイザらスで!」
目次
子ども用自転車のうち、主に小学生が乗る補助輪がついていない自転車のことを、ジュニア自転車と呼びます。タイヤサイズは、メーカーや自転車の種類によっても異なりますが、20インチ以上であることが多いでしょう。
そこで当記事でも、補助輪なしの18インチまでの幼児向け自転車を「キッズ自転車」、20インチ以上の小学生向け自転車を「ジュニア自転車」として紹介していきます。
なお、ジュニア自転車は、デザインの違いによって、「スポーツタイプ」と「シティサイクルタイプ」の大きく2種類に分かれます。
スポーツタイプは、マウンテンバイクやクロスバイクのようなデザインのジュニア自転車です。スポーツタイプの特徴は、何と言ってもかっこいいイメージのデザイン!
多くは変速機がついており、坂道なども力強く走ることができます。大人用のマウンテンバイクとは異なり、前カゴや泥よけは標準装備されていることがほとんどです。
シティサイクルタイプは、一般的なシティサイクルを子どもの体格に合わせて設計されたジュニア自転車です。大人用のシティサイクルと同様、リング錠や前カゴ、泥よけなどは標準装備されていることが多いでしょう。スポーツタイプに比べて、変速機が装備されているモデルは少ないです。
ジュニア自転車は主に小学生向けの自転車ですが、購入に適したタイミングは、必ずしも年齢だけで判断はできません。
幼児向けのキッズ自転車からジュニア自転車への切り替えは、下記のようなタイミングを目安にするといいでしょう。
子どもの自転車は、体に合ったものを選ぶことが大切です。特に、幼児から小学生にかけては身長がぐんぐん伸びる時期です。それまで乗っていた幼児向けのキッズ自転車のサイズが体に合わなくなってきたら、小学生向けのジュニア自転車への切り替えが必要になります。
具体的には、「サドルの位置を一番高くしても地面に足を着けたときにひざが曲がっている」「ペダルをこぐとひざがハンドルにあたる」「子どもがペダルをこぎにくそうにしている」といった場合は、自転車のサイズが合わなくなっています。子どもの成長に合わせて、サイズアップしましょう。
子どもは年齢とともに、体だけではなく心も成長します。それに伴い、自転車の好みも変わってくることが少なくありません。例えば、幼児の頃は喜んで乗っていたキャラクターの自転車でも「子どもっぽくて恥ずかしい」と思うようになる場合も…。また、「変速ギアがついた自転車が欲しい」「友達のあいだで流行しているデザインがいい!」といった理由で新しい自転車に憧れることもあります。
成長によるサイズアップのタイミングにもよりますが、現在の子どもの好みと違うタイプの自転車に乗っている場合も、ジュニア自転車への切り替え時かもしれません。
自転車に長く乗っていると、劣化したり破損したりすることがあります。特に子どもの場合、練習中に何度も転び、気づかないうちに壊れていることも珍しくありません。
また、「チェーンがゆるい」「ブレーキがききにくい」「ベルが鳴りにくい」「錆が目立つ」といった場合は、安全性に要注意!劣化や破損が目立ってきたときには、自転車の買い換えを検討したほうがいいでしょう。
ジュニア自転車を選ぶ際には、チェックしておきたいいくつかのポイントがあります。納得の自転車選びをするためにも、下記の5つのポイントをチェックしておきましょう。
子ども用の自転車には、サイズごとに適応身長が定められています。自転車のサイズはタイヤの直径によって決まり、「インチ」で表示されます。ジュニア自転車を購入するとき、「大きいサイズのほうが長く乗れてお得なのでは」と考えがちですが、自転車のサイズが子どもの体に合っていないと、ケガの原因になることもあります。
購入には下記を参考に、身長に合ったインチサイズの自転車を選ぶようにしましょう。なお、同じインチサイズの自転車でも、メーカーや車種、デザインによって適応身長が異なる場合もありますので、自転車ごとに定められた適応身長を確認するようにしてください。
■ジュニア自転車の適応サイズの目安
ジュニア自転車は、幼児向けのキッズ自転車に比べてサイズが大きくなる分、車体も重くなります。しかし、自転車が重すぎるとバランスがとりにくく、ハンドルの操作性が悪くなりがちです。その結果、転倒してケガの原因につながることもあります。
基本的に、ジュニア自転車は適応身長の子どもが扱いやすい重さになっていますが、購入の際には装備品も含めた重量もチェックしておきましょう。また、適応身長の範囲内であっても体重が軽い場合は、アルミ製など本体が軽めの素材でできた自転車を選ぶようにすると安心です。
同じ身長でも、手足の長さは子どもによって違います。また、同じインチサイズでも、サドルの高さやハンドルの位置などは自転車によって変わります。
サドルにまたがった状態で両足のつま先がしっかり地面に着くか、ハンドルを持った状態で指がきちんとブレーキレバーにかかるかなどをチェックしましょう。
子ども用自転車の多くは、サドルの高さを調整できるようになっています。地面に足が着くかどうかを確認する際には、サドルの位置を一番低くするのがポイントです。サドルを上げた状態でチェックすると、身長が伸びたときにすぐ買い換えが必要になってしまいます。
また、ブレーキレバーをチェックする際には、位置だけではなく、レバーの握りやすさや固さなども確かめておくことが大切です。
幼児の自転車の選び方について詳しくは以下のページもご覧ください。
「幼児向け自転車の選び方とおすすめのキッズ自転車」
自転車のデザインやカラーは、子どもの希望も考慮して選ぶようにします。小学生になると、好みもはっきりしてきますので、「かっこいいスポーツタイプがいい」「おしゃれなシティサイクルタイプがいい」など、意見を尊重しながら本人が気に入るものをいっしょに選ぶことで、愛着を持って大切に乗ってくれるはずです。
また、公道を走ることも多いジュニア自転車は、車やバイクからの視認性も重要なポイントです。事故のリスクを軽減するためにも、遠くからも見えやすい明るめのカラーを選ぶという方法もあります。
自転車の安全性も、重視すべきポイントのひとつです。ジュニア自転車を選ぶ際には、反射鏡や反射板、ライト、ベル、泥よけ、チェーンガードなどが装備されているかどうかを忘れずにチェックしましょう。
泥よけとは、自転車のタイヤに取り付けるカバーのようなもので、走行中にはねた泥から衣服を守るほか、小石などが顔に飛んでくるのを防ぐ役割もあります。
また、チェーンガードは、衣服や靴紐が自転車のチェーンに巻き込まれないようにするためのパーツです。特にスカートやワンピース、ゆとりのあるズボンなどを履いてお子様が自転車に乗る場合は、必須の装備といえます。
運転するのが子どもでも、自転車で公道を走る以上は、守らなければいけないルールがあります。自転車に乗る際には、親子でしっかりと話し合い、安全のための約束事をきちんと伝えることが大切です。特に、下記のポイントは、ママ・パパもあらためて確認しておきましょう。
道路交通法では、幼児や児童が自転車を運転するとき、保護者はヘルメットを着用させるよう努めなければならないと定められています。2023年施行の改正道路交通法によって、大人か子どもかにかかわらず、自転車を運転するすべての人に対して、ヘルメット着用が努力義務化されました。
自転車で転倒して頭を打つと、大きなケガにつながるおそれがあります。法律上は努力義務ですが、子どもが自転車に乗るときにはヘルメットは必須と考えましょう。
同時に、ヘルメットは適切なサイズを選び、正しいかぶり方を守るようにします。ヘルメット着用時に、隙間がありグラグラ動きやすかったりおでこが出ていたりすると、転んだときにしっかり頭を守ることができません。
また、自転車のカラーが控えめならば、ほかの車からよく見える明るい色のヘルメットを選ぶなどの工夫をしておくと、より安心です。
近年は、自転車保険の加入を義務化、または努力義務化する自治体が増えています。2023年4月1日現在、東京都や神奈川県、千葉県など、全国32都府県で自動車保険の加入が義務化されており、10道県で努力義務化する条例が設けられています。
子どもが自転車に乗る場合でも、他人にぶつかってケガをさせたり、他人の物を壊してしまったりする可能性はゼロではありません。一人で自転車に乗れるようになったら、自転車保険への加入も検討しましょう。
なお、自転車保険で備えるべき個人賠償責任補償は、自動車保険や火災保険の特約や、クレジットカードの付帯保険でカバーできることもあります。自転車保険を検討する際には、すでに加入している保険で対応できないかどうかも確認することをおすすめします。
大人か子どもかにかかわらず、自転車で公道を走るときには交通ルールを守らなければなりません。特に見落としがちなのが、歩道を自転車で走行するときのルールです。
13歳未満の子どもは自転車で歩道を走行することができますが、その場合もあくまで歩行者が優先です。むやみにベルを鳴らさない、歩行者が多いときなどは自転車から降りて押して歩くといったルールを確認しておくことが大切です。
そのほか、「道路の左側を走る」「標識や信号がない交差点でも一時停止する」などの基本的な交通ルールも、きちんと子どもに伝えておきましょう。
ここからは、2024年最新トレンドも踏まえつつ、トイザらス・ベビーザらスがおすすめする、ジュニア自転車をご紹介しましょう。
<商品概要>
対象年齢:8歳~
適応身長:約120~150cm
サイズ:24インチ
カラー:ブルー
車体重量:17kg
価格:22,999円(税込 10%)
ドイツの名車、フォルクスワーゲンブランドのジュニア自転車です。SHIMANO製グリップシフターは、グリップを握ったままでシフトチェンジが可能。小電力でパッと明るいLEDダイナモライトや後リング型ロック(鍵)も標準装備し、サドルは厚めで、長い距離を走ってもおしりが痛くなりにくい工夫がされています。
<バイヤーおすすめポイント>
最新ワーゲンロゴを使用。横広の大型バスケットは、習い事や塾などに持って行くときの大きな鞄などもすっぽり収納できて便利!色違いで20インチ、22インチもご用意しています。
<商品概要>
対象年齢:8歳~
適応身長:約125~150cm
サイズ:24インチ
カラー:ブラック/ブルー
車体重量:18kg
価格:19,999円(税込 10%)
6段変速、LEDダイナモライト、前カゴ、泥よけ、リング錠、チェーンカバーなど、充実装備!塾通いなどで遅くなっても安心の明るいLEDダイナモライトを採用し、リング錠は、盗難防止に強いシリンダータイプです。また、年齢とともに身長が伸びたときでも、工具なしで簡単にサドルの高さを調節することができます。
<バイヤーおすすめポイント>
安心・信頼のシマノ製の6段変速メカを搭載しているので、ちょっとした自転車での遠出もOK!色違いで20インチ(ブラック/レッド)、22インチ(ブラック/グリーン)もご用意しています。
<商品概要>
対象年齢:6~10歳
適応身長:約115~140cm
サイズ:20インチ
カラー:ジュニアシティピンク
車体重量:15kg
価格:22,999円(税込 10%)
乗り降りがしやすいV型フレームを採用。大きめのフロントバスケットやダイナモライト、リング錠も標準装備されています。また、外装6段変速を搭載し、ギアを操作するシフターは、しっかりとグリップを握れるレバー式です。グリップやタイヤ、デザイン性の高いテリーサドルは落ち着いたブラウンで統一しています。
<バイヤーおすすめポイント>
かわいらしさと大人っぽさを両立したデザインなので、長くお使いいただけます。年齢に合わせて落ち着いたカラーを選べるよう、22インチ(パープル)、24インチ(クリーム)の3サイズ展開です。
ジュニア自転車には、さまざまなデザインやカラーのものがあります。長く愛用できるお気に入りの一台を探すなら、子どもといっしょに自転車選びをするのがおすすめです。
トイザらス・ベビーザらスでは、ジュニア自転車をはじめ、ヘルメットなどのアイテムも豊富に取り揃えています。さらに、自転車の組み立ては無料でスタッフが行い、サドルの高さ調整も可能ですので、お子様の体に合った万全の状態で自転車をお渡しできます。
自転車選びに迷ったら、ぜひ、トイザらス・ベビーザらスのお店にご相談ください。
子供用自転車について詳しくは以下のページもご覧ください。
子供用自転車 –トイザらス|おもちゃの通販